教室を開く際に最初に行うべきことは「コンセプトなどの大枠を決めること」です。
これは、迷ったときに立ち返るための重要な指針となりますので、必ず決めておくことをオススメします。
「自分はどうしたかったのか」を確認できる場所を作ると、今後の教室運営に役立ちます!
そのためには、5W2Hを活用して計画を具体化することが効果的です。
5W2Hとは?
5W2Hとは、物事を計画したり問題を整理したりする際に使われるフレームワークで、7つの要素から構成されています。
名前の通り、5つの「W」と2つの「H」を考えることで、物事を具体化し、抜け漏れを防ぐのに役立つ大切な情報です。
ではひとつずつ確認していきましょう。
WHY(なぜ):なぜ教室を開きたいのか
教室を開く理由は何でしょうか。
自分自身の成長のためでも、社会に良いことを広めたいという思いでも構いません。
明確な目的があれば、モチベーションを保ちながら進めることができます。
「ヨガで健康な体を作ってもらいたい」「健康的な料理で家族の人を幸せにしてほしい」など
WHAT(何を):何を教えるのか
教室で教える内容を決めましょう。
例えば、自分が学んできた知識を教えるのはもちろん、自分が得意としていることや好きなことを教えるのも良い選択です。
これにより、自分らしさを活かした教室づくりができます。
ヨガ教室・編み物教室・手芸教室・料理教室・お味噌作り・リラクゼーション方法・ストレッチ教室・英会話教室など
WHO(誰に):どのような人に教えるのか
ターゲットとなるお客様を具体的にイメージしましょう。
たとえば、女性で特定の年齢層に属し、どのような悩みや関心を持つ方を対象とするかを考えます。
これを「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナを明確にすることで、どのような内容や雰囲気の教室を作っていくのかが明確になります。
このペルソナはとても大事で、これからサイトを作成したりSNSで発信する際、このペルソナに向けて作っていくことで、ターゲットの心に刺さるのです。
ということは、自分が来て欲しい人がお客様となるということです。
よって、このペルソナを決めることはとても重要。
名前をつけるくらいの勢いで細かくイメージしてみましょう。
WHERE(どこで):教室を開催する場所
開催場所を決めましょう。
まずは、自宅での開催を検討するのがおすすめです。
次の候補として、時間単位で借りられるスペースやレンタルルームなども視野に入れましょう。
インターネットで検索してもいいですが、ネットに載っていない情報もあるので、近所をお散歩しながら看板などをチェックすることもオススメしています。
私は、この方法で安いスタジオを借りることができました。
とにかく動いてみることが大切です!
WHEN(いつ):開催する時間帯
教室を開く時間帯を設定しましょう。
ターゲットによって適切な時間帯が異なりますので、ご自身がペルソナで設定した方で考えてみることが大切です。
たとえば、主婦層を対象にするなら平日の日中、社会人を対象とする場合は夜や週末が適していますよね。
このように、ペルソナに合った時間帯を設定してみましょう。
HOW(どのように):教室の運営方法
運営の形態を考えます。
教室を対面形式で行うのか、それともオンライン形式にするのかを決めましょう。
両方の方法を組み合わせるのもオススメです。
私は午前中はzoomのオンラインで、午後は対面のようにしていました。
参加者の利便性や自分のリソースに合った方法を選びましょう。
HOW MUCH(いくらで):料金設定
料金を決めます。
材料費や準備にかかる費用、そして自分のモチベーションを考慮して適切な価格を設定しましょう。
周囲の教室の料金を参考にしつつ、自分の提供する価値に見合った価格にすることが重要です。
最初は安く設定したくなるかもしれませんが、一度決めるとなかなか上げることが難しくなります。
例えば、体験レッスンは半額→その後は通常料金にするなど、あまり安くしないようにすることが大切です。
まとめ
以上、5W2Hをひとつずつ確認してみました。
PDFを用意しましたので印刷して手書きをされたい方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
これらの要素を考えることで、教室運営の土台をしっかりと作り上げることができます。
具体的なビジョンを持つことで、準備段階から運営までスムーズに進めることができるので、必ずここはしっかりと決めていってくださいね。